2011年4月13日水曜日

Eduskuntavaalit

今週末の日曜日(4月17日)、フィンランドの総選挙があります。
街中では各党のテントが立って、
そこでコーヒーをふるまったり、
新聞には各候補者が意見を投稿したり、
道端には、各党の候補者の顔写真と投票する際の番号が載った
選挙ポスターが出ています。

日本と異なるところは・・・・静か。
選挙カーで回るということはなさそうです。
候補者の写真を大きく掲げたヴァンが走っているところを
たまーに見かけることはありますが、静かです。


あともう一つ違うのは、期日前投票が、
街のいろいろなところでできるところです。
大学の図書館や街の図書館、郵便局、
そして、ショッピングモールでも、できます。
投票日の2週間前から今日(12日)までできます。

↓ 大学図書館ロビーの投票所

大学の図書館にあると、学生も簡単に行けて、
自分たちも参加しているんだということが、感じられていいと思います。
期日前投票も最近始まったらしく、投票率を上げるためだったようです。

TVでも今は期日前投票へどのくらいの人が行ったとか、
大統領も投票日当日は忙しいから、期日前投票をしたとか、
この間までどんどん支持者を増やしてきていた
「真実のフィン」党(移民者に対して厳しい)の勢いが弱まってきたとか、
選挙一色です。
その間に、世界の情報(日本の原発や地震情報も含め)を報道する感じです。

詳しいことはEduskuntavaalitでチェック!
フィンランドの議会制についてはEduskuntaをチェック!

一つ気づいたこと。フィンランド語で投票するとはäänestääです。
ääniは「声」という意味で、「声」を上げる、「声」を聞かせるという意味で
äänestää という動詞が生まれたのではないかなあ。

日本語の「一票を投じる」よりもフィンランド語のäänestääのほうが、
なんとなく自分の「声」が政治に影響するという感じがするのは、
私だけでしょうか。

選挙結果がどうなるのか、その報告はきっと(多分)次回。