2011年4月18日月曜日

Vaalien Tulos



総選挙の結果が出ました。
投票率は70.4%。
上の写真の左上から右へ獲得議席数順に並んでいます。
左から3番目が前回名前が出た「真のフィンランド人(perussuomalaiset)」です。
数字を見て分かるように、前回から議席を34も伸ばしています。
彼らは、EUへの懐疑心を強く打ち出していて、
EU加盟国であるポルトガルやアイルランドの財政危機支援
などへの反対を掲げています。
NATOへの参加も反対の立場です。
今回の選挙結果で彼らが国会での発言力を強めたことによって、
国会での様々な議題の議決に時間がかかることが予想されそうです。
また、移民対策にもこれから変化が出てくるような気がします。

今回の選挙では新しく国会議員になった人は84名。
199名中84名ということは、半数近くの顔ぶれが変わったことになります。
(国会議員数は200名なのですが、今の時点で国会議長を務める人
は選挙に出ないそうです。というわけで、
今回の選挙で選ばれた人は199名となります。)
新しく議員になった人の中に、
初の黒人(父親がケニア人、母親がフィンランド人)議員Jani Toivolaさんがいます。
これまでもTVや舞台で活躍したきた人です。
日本語のウィキペディアにも少し紹介されています。

前回、フィンランドの選挙を初めて見て気づいたことを少し挙げましたが、
もう一つだけ紹介させてください。
それは、各党の党首の年齢です。
上の写真の左上の人から42歳、35歳、48歳、42歳、
下の段の左から34歳、38歳、43歳、51歳です。

日本の政党の代表の年齢と比べてどうでしょうか?

この違いがどうなんだと言われると、うーっとなりますが、
それぞれの国の個性を表すものではないかなと感じます。

みなさんはどう感じますか??



↑はこれからの国会での座席配置です。

また、現在の総理大臣Kiviniemiさんが引っ張る党が第4党になったことで、
次の総理大臣はだれになるのでしょうか。
もう分かっているのかどうか、
私にはフィンランド語の記事が読み切れていません・・・

↓は開票風景です。
TVで見た感じでは、楽しそうでした。


あと4ヶ月弱でフィンランドを去りますが、
新体制になったフィンランドがどういうふうに進んで行くのか、
これからも追って行きたいです。