2010年4月17日土曜日

Perjantaisin

もう温かくなっています。街にも昼間にはカフェやバーのテラスが出現。みんな太陽を楽しんでいます。そして、街全体にも人が増えたような気がします。


ユヴァスキュラでは、毎週金曜日は美術館や博物館が無料になります。
知ってはいましたが、今まで行ったことがありませんでしたが、この金曜日に行ってきました。最近知り合った、タンザニアからの留学生Gaudensiaと。行ったのは、Keski-Suomen Museo(中央フィンランド博物館)。
ユヴァスキュラの街の歴史の分かる展示から、地域の子どもたちの作品まで幅広く展示してありました。
上は、Gaudensia。
下はフィンランドの昔のお店。
暗いですが、私と古いお船。

2010年4月16日金曜日

Second life

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今学期後半になって授業が立て続けに始まっています。2月くらいにいろいろ始まってくれたらよかったのにーと少し思いつつ、仕方ないので黙って受けますが。
その授業の一つ、TMC(Technologically Mediated Communication)の授業がおもしろいんです。全部で6回くらいなんですが、それぞれの分野の若手の研究者たちが講義をしてくれます。オンラインゲームや、オンラインソーシャルネットワーク(facebookやmixiなど)、Twitterなどの出現によるジャーナリズムのあり方の変化などについてがテーマです。そして、昨日はSecond Life上での授業でした。最初はどんなものか分からなかったのですが、自分の部屋でインターネットを介して授業に参加しました。それも、場所はセカンドライフ上の大講義室。先生は、フィンランド人ですが、現在はアメリカのスタンフォード大学で研究をしている方なので、彼女は実際にはカリフォルニアにいて、セカンドライフ上で私たちと同じ会場にいて、講義をしてくれました。普通の授業のように、パワーポイントスライドがあり、質問は声にも出せるし、チャットのように書き込むこともできるという状況です。これなら、普段は質問が恥ずかしいという人でも、気軽にできるなあと感じる同時に、実際に教室にいる感覚を得ることができました。これからはこういう授業が増えるかもしれません。大きいのは、ゲストスピーカーの交通費を支給する必要がない!ということかもしれませんが・・・。まあ、とにかく今回は形式も内容もおもしろい授業でした。
統括は、私の指導教官で、もう学部長になるくらいの人で自分の親くらいの年代の人ですが、iPhoneで自分のスケジュール管理をしたり、新しい技術などにすごく通じています。
実はここに来るまで、テクノロジーというものに全く興味が湧きませんでした。というか、自分はアナログ人間でいいんだ!と勝手に思っていましたが、ここでの授業に参加したり、高校の授業を見学させてもらったりして、少しずつ、その考えは変化しています。時代が変わって、それが良い方に向かうなら、新しいものをまずは知ることから始めていくことが大事だと思い始めています。

2010年4月12日月曜日

Kansallislaulu

今回のタイトルは国歌。日本では君が代です。http://ja.wikipedia.org/wiki/君が代

フィンランドではMaamme(我等の地)です。http://ja.wikipedia.org/wiki/我等の地


今日の授業で、移民の国カナダでは、学校などで国歌を歌うことをやめたという話が出ました。また、最近移民の増加が顕著(ほかの国と比べるとまだまだですが)なフィンランドでは、学校でキリスト教の賛美歌を歌う伝統を続けるかどうかという議論になったそうです。(結局は続いています)

自然な流れのような気もしますが、どうなのでしょうか。

授業の中で少し意見交換がありました。移民の人たちの宗教や文化を尊重するという面では大事かもしれません。ただ、それと同時に、新しい国に溶け込むという面ではもしかすると、その国の伝統を尊重するという機会を得ることも大事なのではないかという意見も出ました。


日本の「君が代」はどうでしょう。数年前に文部科学省が公立学校での君が代斉唱を義務付けました。それに関して、私自身、上から言われてすることではないのではないかとなんとなく思っていました。(が、君が代が流れると反射的に一緒に歌っていました、個人的にはメロディー好きなんです)

君が代の歴史的な意味とか歌詞自体の意味の是非は置いておいて・・・

日本の君が代の立場をフィンランドの賛美歌の立場に当てはめると、日本にはまだまだ移民受け入れが進んでいないけれど、多文化を尊重するという理由で、君が代自体の存在を将来的に考える日は来るのでしょうか。

普段は授業中に考えこむことなんてないのに、今日はなぜか、じっくり考えてしまいました。

もう、冬のジャケットは必要なくなったフィンランドからでした。