2010年4月12日月曜日

Kansallislaulu

今回のタイトルは国歌。日本では君が代です。http://ja.wikipedia.org/wiki/君が代

フィンランドではMaamme(我等の地)です。http://ja.wikipedia.org/wiki/我等の地


今日の授業で、移民の国カナダでは、学校などで国歌を歌うことをやめたという話が出ました。また、最近移民の増加が顕著(ほかの国と比べるとまだまだですが)なフィンランドでは、学校でキリスト教の賛美歌を歌う伝統を続けるかどうかという議論になったそうです。(結局は続いています)

自然な流れのような気もしますが、どうなのでしょうか。

授業の中で少し意見交換がありました。移民の人たちの宗教や文化を尊重するという面では大事かもしれません。ただ、それと同時に、新しい国に溶け込むという面ではもしかすると、その国の伝統を尊重するという機会を得ることも大事なのではないかという意見も出ました。


日本の「君が代」はどうでしょう。数年前に文部科学省が公立学校での君が代斉唱を義務付けました。それに関して、私自身、上から言われてすることではないのではないかとなんとなく思っていました。(が、君が代が流れると反射的に一緒に歌っていました、個人的にはメロディー好きなんです)

君が代の歴史的な意味とか歌詞自体の意味の是非は置いておいて・・・

日本の君が代の立場をフィンランドの賛美歌の立場に当てはめると、日本にはまだまだ移民受け入れが進んでいないけれど、多文化を尊重するという理由で、君が代自体の存在を将来的に考える日は来るのでしょうか。

普段は授業中に考えこむことなんてないのに、今日はなぜか、じっくり考えてしまいました。

もう、冬のジャケットは必要なくなったフィンランドからでした。

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